世の中には、無意識に他人の時間を奪う人と奪われる人がいます。
それは、今と言う時間の貴重さに、互いに無頓着だからです。
” 時は金なり ”という言葉があるように、お金同様、時間も貴重なものです。
お金は、他人から奪うと泥棒となり、罪になります。
しかし、時間は、人から奪っても罪にはなりません。
だからといって、他人から強引に時間を奪ってもよいのでしょうか。
誰でも、いつかは死を迎えます。人生に費やせる時間は有限です。
その貴重な時間の使い方に、もっと意識を傾けるべきです。
他人の時間を奪う行動、また、時間を奪う人の特徴をご紹介します。
他人の時間を奪う行動
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日頃、何気なくしている行動。
その中に、他人の時間を奪うような行為はないでしょうか。
学校、会社、プライベートな時間など、相手の都合や迷惑も顧みず、時間を奪っていませんか?
他人の時間を奪う行動のうち、代表的なものを5つご紹介します。
1.約束を守らない
他人の時間を奪う、まず、一つ目の行動は、『約束を守らない』です。
時間を守らない、期限に遅れる、ドタキャンするなど、約束を守らない行為は、他人の時間を奪うことになります。
本来ならしなくてもよい調整に時間を費やしたり、待つという無駄な時間を強要します。
また、誰かに謝罪する時間を取らせることもあります。
そうでなくても、予定外なことをされて、イライラしたり、不安になったり、不快な時間を過ごさせることになります。
守れない約束は、最初からしない。また、どうしても、約束を守れないなら、謝罪はもちろんのこと、相手に、それ相応の気遣いを示すべきです。
2.愚痴を聞いてもらう
『愚痴を聞いてもらう』というのも、他人の時間を奪う行動の一つです。
愚痴を吐き出す方は、それでスッキリするかもしれません。
しかし、聞く方は、なんのメリットもありません。それが、複数回に及べば苦痛になります。
本来なら楽しい時間だったかもしれない時間を、不満や悪口を聞く時間にされたのです。
愚痴を聞いてもらえることは、有難いことです。もっと相手に感謝しましょう。
また、相手の貴重な人生の時間を、極力、奪わないように、愚痴は最小限に留めましょう。
3.相談する
『相談する』という行為も、他人の時間を奪う行動の一つです。
自分のために、相手の貴重な時間を使わせてもらうことになります。
なるべく相手に迷惑をかけないように、相談内容を整理し、必要最小限の時間にしましょう。
4.頼み事をする
他人の時間を奪う行動として、『頼み事をする』というのもあります。
誰かに頼み事をすることは、相手の時間を自分のために使ってもらうことになります。
頼み事をする時は、相手の都合を聞きましょう。
また、相手に丸投げせず、自分でできることはしましょう。
5.長いor頻繁な電話・メール
『長いor頻繁な電話・メール』も、他人の時間を奪う行動になります。
特に、電話は、相手の都合に関係なく、時間を奪うことになります。
携帯電話が普及し、いつでもどこでも、電話やメール、SNSなどで、誰かと繋がる、連絡が取れる時代です。
しかし、一方で、個人の自由な時間を奪ったり、予定を崩すことにも容易になりました。
相手のと連絡を取る時は、自分の都合のみならず、相手の都合も考慮しましょう。
時間を奪う人の特徴
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平気で他人の時間を奪う人には、共通した特徴があります。
その中から、代表する5つの特徴をご紹介します。
1.自己中心
他人の時間を奪う人の特徴の一つ目は、『自己中心』です。
自分のことしか考えていません。
または、相手に迷惑をかけるとわかっていても、自分の欲求を押し通します。
我がままなのです。相手への配慮が足りません。
相手が断らないのをいいことに、それに甘える。図々しいとも言えます。
2.ルーズ
他人の時間を奪う人には、『ルーズ』という特徴もあります。
物事を効率的に進めたり、計画立てて行動するのが苦手です。
成り行き任せで、面倒なこと、都合の悪いことは後回しにします。
整理整頓が苦手で、部屋が煩雑な人も多いです。
そして、そのルーズさが、他人に迷惑をかけても、あまり気にしません。
3.気配りが足りない
他人の時間を奪う人は、『気配りが足りない』のも特徴です。
あまり人に揉まれていないか、いつも周囲が気配りをしていたためか、気配りという意識が、あまりありません。
悪気はないが、知らず知らずのうちに、周囲に迷惑をかける。
この位なら大丈夫だろうと、自分の価値判断で決める。
相手の気持ちや周りが見えていないと言えるでしょう。
4.寂しがり屋
他人の時間を奪う人には、『寂しがり屋』という特徴もあります。
心に隙間があったり、孤独に苛まされ、寂しいのです。
そのため、繋がりも求めて、他人の時間を奪います。
一人暮らしの人や、高齢者、愛情に飢えている人など、寂しい人が、孤独を埋めるために、繋がりを求めます。
5.依存体質
他人の時間を奪う人の特徴には、『依存体質』というのもあります。
子供の頃から、何もかも人任せで育ったために、自分で判断したり、行動できません。
また、甘えん坊な性格だったり、自分に自信がないため、誰かに頼ろうとします。
誰に依存するということは、その相手の時間を奪います。
それでも、依存体質の人は、誰かに頼らずにいられません。
いかがでしょうか。以上が、他人の時間を奪う行動と時間を奪う人の特徴です。
時間を奪う・奪われることに、お悩みの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。
