自尊他尊の平和

あなたは、自分を大切にしていますか?他人を大切にしていますか?

自分は大切にしているけど、他人は二の次。他人は大切にしているけど、自分は二の次。

そういう人はいませんか?

中には、自分も他人もどうでもいい。なんて人もいるかもしれませんね。

今の世の中、自分も他人も大切にできる人は、少ないように思います。

男尊女卑』という言葉があります。

これは、男性からすると『自尊他卑』、女性からすると『自卑他尊』を表す言葉です。

男女間だけでなく、今の世の中、『自尊他卑』、『自卑他尊』、あるいは、『自卑他卑』に陥っている方が、あまりにも多いのではないでしょうか。

それでは、差別、不満、ストレス、争い、イジメ、暴力、戦争などがなくならないも当然です。

自尊他卑』、『自卑他尊』は、上下関係を生み、縦社会を肯定する行為です。

自卑他卑』は、夢や希望、生きる喜びを失い、自暴自棄になっている状態と言えるでしょう。

すべての人が幸せな世界を築くには、『自尊他尊』が必要です。

それは、横のつながりを大切にする社会、横社会を生みます。

自分を犠牲にすることもなく、他人を犠牲にすることもない。

互いの意見、才能、経験、性格、特徴、存在など、すべてを尊重し、優れている所は認め合い、劣っている所は支え合う。

多く持っている人が、なくて困っている人に提供する。

なくて困っている人が、多く持っている人から譲ってもらう。

それが当たり前になれば、世の中は、平和で喜びや幸せに満ちた世界となるでしょう。

そうなるには、日頃の小さな行いから、『自尊他尊』を実践しましょう。

自尊心、他尊心のどちらに偏ることなく、バランスを取りましょう。

自分ばかり優先し、他人を軽んじる人は、回りまわって自分に戻ってきます。

他人ばかり優先し、自分を軽んじる人は、満足する人生を歩めません。

何事もバランスが大切です。

それには、自分だけでなく他人の視点、ひいては、多角的な視点と想像力が必要です。