気が合わない人とは、なるべく関わらないのが一番ですが、職場の同僚、学校の友達、家族など、そうもいかない場合もあります。
無視するわけにもいかないし、無理して話せば、噛み合わなかったり、言い争いになったりして、ストレスがたまることも多いのではないでしょうか。
特に、気が合わない人と、一緒に仕事をしないといけない場合などは、辛いですよね。
価値観の違う相手と、どう接すればよいのか、気が合わない人との付き合い方のポイントを5つご紹介します。
参考にしていただき、少しでも、人間関係を良好に保っていただければと思います。
気が合わない人との付き合い方
では、気が合わない人との付き合い方の5つのポイントを、解説しながら、ご紹介します。
1.必要最小限の接触にする
まず、一つ目の付き合い方のポイントは、『必要最小限の接触にする』ことです。
気が合わない人にしがちな「無視」という方法は、お互い、嫌な気分になります。
職場などでは、悪口のもとになり、ストレスになるだけです。
どんなに嫌な相手でも無視はせず、必ず挨拶はしましょう。
それも、相手が言うのも待つのでなく、自分から言う度量の広さを持ちましょう。
後は、必要な時にだけ、接触、会話するようにしましょう。
仲良くしようと、必要以上に接触し、気を使ったり、相手に合わせても、疲れるだけです。
気づかいを、嫌味に取ったり、悪いように受け取る人もいます。無理はしないのが一番です。
2.差し障りのない話をする
気が合わない人と付き合う、二つ目のポイントは、『差し障りのない話をする』です。
どうしても、要件以外に、話をしないといけない場合には、天候など、差しさわりのない話をしましょう。価値観に関わる内容は話さないに限ります。
気の合わない相手とは、根本的に価値観が違います。同意を求めても、噛み合わなかったり、揉めるだけです。適当に、当たり障りのない、薄い話で充分かと思います。
なお、楽しい、嬉しい話は、しない方が無難です。そういう話は、気が合う人としましょう。
気が合わない人を相手にしても、嫉妬され、良い反応は返ってきません。
3.相手の言うことを否定しない
気が合わない人との付き合い方として、『相手の言うことを否定しない』ことは大切です。
ついつい否定して、泥沼の言い争いになりがちですが、エネルギーを消耗するだけです。何の解決、結論にも繋がらないかと思います。
プライベートでは、適当に受け流しましょう。言い争いしても、ストレスがたまるだけです。
仕事で、どうしても、相手の言うことを否定しないといけない場合には、単刀直入に言うは止めましょう。
「良い提案だと思います。ただ、話を聞いていて、気になったのですが、~は大丈夫でしょうか?」など、相手を立てながら、質問形式で意見を言う方が、良いのではないかと思います。
4.相手の人間性を否定しない
気が合わない人との付き合い方で、『相手の人間性を否定しない』ことは、重要です。
性格や価値観などの人間性を否定することは、関係を良好に保つ上で、最も、してはいけないことです。
人間性を否定され、変えるように言われても、納得する人はいません。そういう自分は、何様なのかと思うだけです。
尊敬する人から言われるのなら、まだしも、気が合わない相手から言われると、変えるどころか、ますます、エスカレートし、逆効果です。
それに、誰かに言われて、簡単に変わるものでもありません。言うだけ無駄です。
変える必要があるのなら、やり方など、人間性以外のものにしましょう。
しかし、自分の何かを変えることで、問題が改善・解決するのであれば、それを優先する方が賢明かと思います。
5.相手を良く知る
『相手をよく知る』ことも、気が合わない人と、うまく付き合う方法として有効です。
特に、「良い所」、「苦労している所」を知ることで、相手の見方や印象も変わります。
気が合わない相手とは、お互い、悪い所ばかりに目が行きがちですが、誰にも、良い所はあります。また、悪い所も、何か事情があることもあります。
相手の欠点や気になる所は、自分の欠点や、羨ましい長所であることも、多々あります。
相手を知ることが、自分を知ることになるのです。
そして、相手を理解し、許せた時に、縁が切れることは、よくあることです。
気が合わない相手は、自分に何かを気づかせるために、現れるのかもしれません。
いかがでしょうか。
少しでも、人間関係の改善に、お役に立てれば幸いです。
なお、気が合わない人と、うまく付き合うことに役立つ「自分と相手を認める方法」も、よかったら、参考にされてください。