大企業社員のイメージ

大企業に就職することを目指している方、あなたは、大企業に向いていると思いますか?

また、現在、大企業に勤めている方、あなたは、そこにいることに違和感がありませんか?
自分は、大企業に向いていないのではないかと感じたことはありませんか?

人には、向き不向きがあります。
世間で良いとされているからって、すべての人にとって、良い所とは限りません。

ましてや、昨今では、大企業でも経営危機に陥ることも珍しくなくなり、大企業に就職すれば、安心・安泰といった時代でもなくなりつつあります。

そういう時代だからこそ、もっと、”自分は、どこに向くのか、向かないのか”、また、世間の評価や評判ではなく、”自分が本当にしたいことは何か”を見極めることが大切です。

私自身、大企業に入ったものの、月日を追うごとに違和感を覚え、悩みに悩み抜いた末に、会社を辞めるという選択をしました。

そんな経験を踏まえ、これから大企業への就職を希望している方、また、大企業に勤めているものの、そこにいることに違和感を覚える方に、お役に立てればと思い、大企業に向いている人・向いていない人のそれぞれの特徴をまとめてみました。

あくまでも、私の経験から感じたものなので、これが正解とは言えませんが、よかったら、参考にしていただければと思います。

大企業に向いている人

では、まず、大企業に向いている人の5つの特徴を、一つ一つ解説しながら、ご紹介します。

①上昇志向の強い人

大企業は、競争社会です。個性や経歴も異なる従業員が大勢います。

その中で、出世し、皆が羨む地位につける人は、ほんの一部です。そこまでいかなくとも、自分がした仕事に良い評価をもらうのも、一苦労します。

その中でやっていくには、上昇志向の強い人の方が向いていると言えるでしょう。

負けず嫌いで、出世のためならと、がむしゃらに頑張れる人は、向いています。

上へ上へと目指すことを目標に、大企業にいることに生きがいを感じながら、働けるのではないでしょうか。

②上下関係を重視する人

大企業は、歴史がある会社も多いため、体質が古く、上下関係がはっきりしている所が多いです。そういう中で、上司に可愛がられるのは、上司を立てられる人です。

上司が、仕事も人間的にも尊敬できる人なら、大抵の人は、違和感なく立てられるかと思いますが、そうではないことも多々あります。

そういう場合にも、自分を抑え、上下関係を重んじることができる人は、大企業に向いていると思います。

③管理されることに抵抗がない人

大企業は、人が多いだけに、管理体制もしっかりしている管理社会です。

管理されることに抵抗がなく、むしろ管理されることに安心を感じるという人は向いています。

「自由にしてよい」「新しいものを考えろ」と言われることに、喜びを感じる人よりも、そう言われると、何をしてよいのか悩むので、具体的に指示してほしいと思う人の方が合っているのではないでしょうか。

④根回しが上手な人

人数も、部署も多いので、大企業は、調整業務が多いところでもあります。

様々な部署、人がいる中で、自分の思い通りに事を進めるには、良くも悪くも根回しが上手な人の方が向いています。

何でも、正々堂々、正規のやり方でしようとする人よりは、多少、あくどいことをしても、自分の思い通りに人を動かそうとする人の方が、競争社会で生き抜くには合っています。

⑤何事にも動じない人

何事にも動じない人、ある意味、鈍感な人は、人の多い大企業に向いていると思います。

他の人から何を言われても、他の人が何をしようと気にならない人、人の気持ちまで深く考えない人などは、何があろうとやっていけるでしょう。

繊細な人、神経質な人は、難しいかもしれませんね。

大企業に向いていない人

次は、大企業に向いていない人の5つの特徴を、ご紹介します。

①マイペースな人

競争意識が低く、自分のペース、自分の考え、個性を重んじる人は、向いていないかもしれないですね。

集団の中で、個を重視する人は、「和を乱す人」と判断されることも多いと思います。

大企業では、やはり、歯車になりきれる人の方が向いていると思います。

②正義感の強い人

バカ正直で、平等意識の強い人や、間違っていることを見逃せない人などの正義感が強い人は、向いていないと思います。正義感から上司に楯突くのは、もっての外です。

正論が成り立たない世界ですし、正義感を燃やして言っても、周りはついてこず、浮いてしまうことも多々あります。

③新しいことをしたがる人

今までのやり方を改善したり、新しいことを提案したがる人も、大企業では難しいでしょう。

同じタイプの上司なら、引き立ててもらえることもありますが、そうでない場合、疎まれることも少なくはないです。

失敗したくない上司にとっては、面倒な存在ですし、仕事のできない、業務の前任者にとっても、ありがた迷惑な存在に映るかと思います。

④苦労が見えない人

簡単に成果を出しているように見える人や、育ちが良さそうな人、誰からでも好かれる人というのは、嫉妬を買いやすいので、大企業のような競争社会では苦労する人も多いと思います。

誰でも好かれる人は、一見、向いていそうですが、大部分の人に好かれる分、その反動で、一部の人には毛嫌いされ、人間関係に悩むことになることも、意外とあります。

⑤お人好しな人

お人好しなのはよいですが、あまりにも、度を超している人は要注意です。

人が多いだけに、いろいろな人がいます。みんながいい人とは限りません。

人のいい人を利用する人や、人の親切を曲げて取る人もいるので、人間不信に陥ることもあるかと思います。

以上になります。
どちらに、該当したものが多かったでしょうか?

自分の納得のいく人生の選択をしていただければと思います。

なお、「大企業のメリット・デメリット」という記事もあります。もしよければ、参考にされてください。