周囲に、話が長い人はいませんか。
そういう人に限って、つまらない内容で、うんざりしますよね。
時間に余裕がある時ならいいですが、忙しい時には、イライラしますし、迷惑です。
でも、なぜ、話が長くなるのでしょう。
話が長い人の心理的特徴と対処法をご紹介します。
話が長くなる原因と、話が長い相手のかわし方を説明します。
話が長い人の心理的特徴(長くなる原因)
いつも話が長い人は、なぜ長くなるのでしょうか。
それには原因があります。話が長くなる深層心理が隠されているのです。
話が長い人の心理的特徴を5つご紹介します。男性・女性問わず、共通した内容です。
参考にしていただければと思います。
1.自分をよく見せたい
話が長い人には、『自分をよく見せたい』という心理的特徴を持つ人が多いです。
「尊敬されたい」、「賢く見せたい」など、自分を高く評価してほしいと意識が強いのです。
その背景には、プライドの高さと劣等感があります。
プライドが高く、人に一目置いてほしいと思いながらも、「バカにされている」、「大切にされていない」と周囲に不満を感じていたり、自分で自分を認めておらず、自信がないのです。
こういうタイプは、必要以上に長く話そうとしたり、難しい言葉を使おうとします。
長い話や難しい話で、本当の自分を隠すと同時に、飾り立てるのです。
自慢話や、周囲の批判・否定が多いのも特徴です。
どれも、自分をよく見せたいという心理が要因しています。
校長先生や、政治家、会社の上司などは、話が長い人が多いですよね。
これは、一定の地位にある場合は、実力が伴っていない人ほど、自分を良く見せようと意識が強くなるためです。
2.注目されたい
話が長い人の心理的特徴には、『注目されたい』というのもあります。
常に輪の中心でいたい、目立ちたがり屋で、わがままな性格の人が多いです。
誰かと一緒にいると、主導権を握らないと気が済まず、自分の話ばかりをします。
相手の話は、あまり聞いていません。
聞いていても、途中で我慢できず、話の腰を折ります。そして、自分の話を始めるのです。
回りくどいのも特徴です。
もったいぶって、結論を先に言わず、長々と最後まで、引っ張ります。
ずっと、話題の中心いるために、しゃべり続けます。だから、話が長いのです。
3.自分を肯定してほしい
話が長い人には、『自分を肯定してほしい』という心理的特徴もあります。
日常生活や人生に不平不満が多く、ストレスが溜まっている人が多いです。
そして、誰かに、自分の存在を肯定してほしいと思っています。
そのため、話し相手を見つけると、不平不満をこぼし、相手の同情を引こうとします。
積もり積もったストレスを発散し、心が満たされるまで、愚痴が止まりません。
だから、話が長くなるです。
4.構ってほしい
『構ってほしい』というのも、話が長い人の心理的特徴の一つです。
その背景には、寂しいというのがあります。また、暇というのもあります。
誰かに相手にをしてほしいのです。
人や世の中に必要とされないほと、寂しいものはありません。
女性や高齢者が、話が長い人が多いのも、こうした寂しさが原因していることが多いです。
家にいることが多く、社会との結びつきが薄いですからね。
なお、このタイプは、人や社会との関係も少ないため、話題にも事欠きます。
そのため、同じ話を何度も繰り返しがちです。
しかし、事情が事情だけでに、冷たい対応もかわいそうです。
人助けと思って、適度に話し相手をすることも必要かもしれません。
5.話を理解してほしい
話が長い人の心理的特徴には、『話を理解してほしい』というのもあります。
本人は、親切のつもりで、長々と、すべてを話そうとします。
しかし、聞く方は、長々と説明されると、情報量が多すぎて理解が追いつきません。
中には、自分も理解できていないまま説明し、それを隠すために、様々な話を付けたし、長くなる人もいます。そういう相手の話は、大抵、支離滅裂で、何が言いたいのかわかりません。
このタイプは、もともと、物事の本質を掴むのが苦手で、要領が悪い人が多いです。
悪気はないですが、迷惑ですよね。
話が長い相手への対処法(かわし方)
人間関係を円滑に保つには、話が長い相手にも、適度に付き合うことも必要です。
しかし、忙しい時や、回が重なると、面倒ですし、迷惑です。
かと言って、無下に態度や言葉に表すのも、相手を傷つけたり、自分の印象を悪くします。
どうすれば、相手を傷つけずに、話を切り上げる、また、かわすことができるでしょうか。
話が長い相手への対処法(かわし方)をご紹介します。
1.話が長いことを気づかせる
話が長い相手への対処法の一つ目は、『話が長いことを気づかせる』です。
話が長い相手は、自分の話に夢中で、時間や相手の都合は、頭の中にありません。
まずは、それとなく、時計を見たり、周囲を気にするなど、相手の話以外に気を取られていることをアピールしましょう。
しかし、一度では、気づかない人もいます。
相手の様子を伺いながら、何回か、繰り返すとよいでしょう。
2.話を切らざるを得ない状況を作る
話が長い相手への対処法の二つ目は、『話を切らざるを得ない状況を作る』です。
話が長いことをアピールしても、動じない相手には、強制的に、一端、話を切りましょう。
トイレに行く、電話をかけるなど、一端、相手から離れられる用事がよいかと思います。
離れている間に、「ずっと我慢してたのかなぁ」、「気を遣わせていたのかなぁ」、「今、何時だろう」と、話以外のことに気を向かせるのです。
それにより、戻ってきた時に、相手から「では、そろそろ…」と話を切り上げる提案をされることもあります。また、こちらからも、切り出しやすいです。
3.理由をつけて、その場から去る
話が長い相手には、『理由をつけて、その場から去る』といったかわす方法もあります。
用事や体調など、何か理由をつけて、強制的に、話を終わらせるのです。
お店での会話の場合は、「そろそろ、ここも長いので…」と、お店に気を遣う振りをして終わらせるという方法もあります。
なかなか自分からは言い出せない場合には、トイレを理由に、一端、その場を外し、誰かに連絡して、何分間後に電話してもらうという方法もあります。
去り際には、「申し訳ございません。またの機会に、ゆっくり聞かせてください。」と、相手への気遣いの言葉をかければ、完璧です。
誰も傷つかず、円満に話を終わらせることができるのではないでしょうか。
いかがでしょうか。
以上が、話が長い人の心理的特徴と対処法になります。
話が長い人に、お困りの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。